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2026年06月02日(火)03:26

NBAでポートランド・トレイルブレイザーズなどのヘッドコーチを務め、2021年にバスケットボール殿堂入りを果たしているリック・アデルマン氏が死去した。
1946年生まれのアデルマン氏は、1968年のNBAドラフトにてサンディエゴ・ロケッツ(現ヒューストン・ロケッツ)から指名を受け入団。選手としてブレイザーズやシカゴ・ブルズなどでプレーしたのち、1975年に現役を引退した。
その後は指導者の道へ進み、1989年のシーズン途中にブレイザーズのヘッドコーチに就任。1990年と1992年にチームをNBAファイナルへ導くなど手腕を発揮した。1995年からはゴールデンステイト・ウォリアーズ、1998年からはサクラメント・キングスの指揮官を歴任。キングス時代は在任中毎年チームをプレーオフに導き、ウェスタン・カンファレンス屈指の強豪へと育て上げて指導者としての名声を確立した。さらにロケッツ、ミネソタ・ティンバーウルブズで指揮を執り、2014年に引退を発表していた。
23年間にわたるヘッドコーチ歴で、歴代10位となるレギュラーシーズン通算1042勝(749敗)、同13位のプレーオフ通算79勝を記録。オールスターゲームのヘッドコーチも3度務めた。2021年には指導者としてネイスミス・メモリアル・バスケットボール殿堂入りを果たしたほか、2023年には長年の功績がたたえられチャック・デイリー生涯功労賞を受賞している。
アデルマン氏の訃報を受け、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は以下のように追悼の声明を発表している。
「リック・アデルマンは、NBAの歴史において最も尊敬を集め、多大な功績を残したコーチの一人でした。現役引退後にコーチへと転身した彼は、約30年間にわたり、そのリーダーシップや革新性、そしてバスケットボールへの純粋な愛で、何世代にもわたる選手やコーチたちに大きな影響を与え続けました。彼は素晴らしい戦略家であり、ゲームの指導者であり、さらに素晴らしい人柄の持ち主でした。リックのご家族と、リーグ中にいる彼の多くの友人たちに、心より哀悼の意を表します」
また、指導者として最も大きな実績を残したと言えるサクラメント・キングスも公式SNSを更新し、名将との別れを惜しんだ。
「サクラメント・キングスの組織は、愛すべきコーチであるリック・アデルマンの訃報に深く悲しんでいます。彼のリーダーシップ、人格、そしてビジョンは、私たちの街を鼓舞し、世界中のファンを魅了したキングスのバスケットボールの一時代を決定づけるのに貢献しました。サクラメントでの8シーズンの間、彼はチームをかつてない成功に導き、フランチャイズの歴史において最も記憶に残る瞬間をいくつも作り出しました。キングスファンの全世代にとって、アデルマンコーチはサクラメント・バスケットボールの最高峰を象徴する存在であり、謙虚さ、誠実さ、優しさ、そしてチームワークの力への揺るぎない信念を持って、周囲の人々を奮い立たせたその姿は永遠に記憶されるでしょう。彼のリーダーシップは、今日でも私たちの組織全体に響き渡る文化を確立するのに役立ちました。私たちの心は、メアリー・ケイ(夫人)、彼のご家族、友人、かつての教え子たち、そして彼を愛したすべての人々と共にあります」
攻撃的なバスケでNBAを席巻したキングスを指揮した [写真]=Getty Images
その他、かつて指揮を執ったポートランド・トレイルブレイザーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ヒューストン・ロケッツ、ミネソタ・ティンバーウルブズといった歴代所属チームからも、死を惜しむメッセージがポストされている。