
basketballking
2026年06月03日(水)10:36

サクラメント・キングスの一員として今シーズンを終えたラッセル・ウェストブルックが、“故郷”オクラホマシティの未来づくりに携わるようだ。サンダーの黎明期を支えたレジェンドは、新アリーナ建設プロジェクトに投資家として参画しているという。
6月2日(現地時間1日)、オクラホマシティではサンダーの新アリーナとなる「コンチネンタル・コロシアム」の起工式が開催された。そこに、2008年から2019年までサンダーでプレーしたウェストブルックが登場。現地メディア『The Oklahoman』によると、ウェストブルックは同施設の投資家として建設プロジェクトに参画しているという。
ウェストブルックは2008年のNBAドラフト全体4位指名でサンダーへ加入。ケビン・デュラント(ヒューストン・ロケッツ)やジェームズ・ハーデン(クリーブランド・キャバリアーズ)らとともに球団の躍進を支え、2016-17シーズンにはシーズン平均トリプルダブルという驚異的な成績を残してMVPを受賞した。現在も球団史上最多アシストをはじめとする数々の記録を保持しており、サンダーファンから絶大な支持を集めている。
2019年にチームを離れて以降も、ウェストブルックとオクラホマシティのつながりは途切れていないようだ。今回のプロジェクト参加についてウェストブルックは、以下のようにコメントしている。
「きっかけは、ここでプレーしていた頃からなんだ。僕は、この街や地域社会を大切に思う人たちとのつながりを築いてきた。だからこそ、オクラホマシティで何か大きなことを成し遂げたいと思った」
オクラホマシティのデビッド・ホルト市長は、ウェストブルックの存在が街にとって特別であることを強調。「土曜日の夜のことを思うと、あなたがここに来てくれたことは、まさに私たちが必要としていた温かいハグのようなものです」と語った。ウェスタン・カンファレンス決勝第7戦でサンダーが敗退した直後というタイミングもあり、ウェストブルックの帰還を歓迎した。
総工費9億ドル(1ドル=160円換算で約1440億円)を投じて建設されるコンチネンタル・コロシアムは、2028-29シーズン開幕前の完成を予定している。新アリーナは、360度のガラスカーテンウォールを採用した先進的なデザインが特徴で、NBA観戦に最適化された視界設計も取り入れられるという。
ウェストブルックは今回の式典で、「この街に恩返しをすることは自分の使命」とも語り、サンダーで過ごしていた時期の思いについて次のように振り返った。
「僕は、この街の人々を失望させたくなかった。だから、いつだって持てるすべてを捧げてきた」
サンダーのユニフォームを脱いでから7年。ウェストブルックは今もなお、オクラホマシティの象徴的存在であり続けている。コート上で数々の歓喜をもたらしたレジェンドは、今度は新アリーナへの投資という形で、オクラホマシティの未来を支えようとしている。