
basketballking
2026年06月13日(土)01:22

1973年以来となるNBA制覇まであと1勝に迫っているニューヨーク・ニックス。敵地で行われる「NBAファイナル2026」第5戦を前に、“伏兵”ホセ・アルバラードが自身の役割について語った。
ニックスは第4戦でNBAファイナル史上最大となる29点差からの逆転勝利を達成。OG・アヌノビーの決勝ティップインやジェイレン・ブランソンの活躍が大きな注目を集めた一方で、勝利を陰で支えた立役者の一人がアルバラードだった。
マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は第4クォーターの勝負どころでアルバラードを起用。ブランソンと並べてボールハンドラーを増やしただけでなく、終盤には3ポイントシュートやペイント内で相手を振り切ってのレイアップなど、大逆転勝利につながる重要な役割を果たした。
第5戦を前に、第4戦のようなプレーを再現するために必要なことを問われたアルバラードは、自身のスタイルを貫く姿勢を強調した。
「ただ“ホセ”でいることだよ。自分のことを、何か別の存在だと思ってプレーする必要はない。ずっとそうやってきたし、これからも自分らしくあり続けるだけさ」
アルバラードは、2021年にドラフト外からニューオーリンズ・ペリカンズと2ウェイ契約を結びNBAキャリアをスタート。コートの隅に潜み、ガードの背後からスティールを狙う狡猾なプレーはSNSでも話題を呼び、人気ゲームシリーズの名前になぞらえて「グランド・セフト・アルバラード」の愛称で親しまれている。2024-25シーズン開幕前には2年の延長契約を締結し、今年2月のトレードデッドラインでニックスへ加入した。
そんなアルバラードについて、カール・アンソニー・タウンズも試合後に称賛の言葉を送っている。
「彼は大舞台で力を発揮するだけでなく、自分の感情をうまくプレーに生かせる選手なんだ。それは本当に珍しい資質だと思う。感情的にプレーする選手はたくさんいるけれど、その感情に飲み込まれてしまうことも多い。でもホセの場合、その感情こそが原動力になっていて、彼をさらに高いレベルへ押し上げているんだ」
ブルックリン出身のアルバラードにとって、地元球団の優勝まであと1勝という状況は特別なものだろう。ニューヨークの悲願達成へ、“伏兵”の働きに再び注目が集まる。