
basketballking
2026年06月22日(月)23:50

ワシントン・ウィザーズが、トレイ・ヤングとの大型契約締結に踏み切るようだ。現地メディア『ESPN』や『The Athletic』によると、ヤングは4年総額約2億1290万ドル(1ドル=161円換算で約343億円、為替換算は以下同)の契約延長に合意したという。
契約最終年となる2029-30シーズンにはプレーヤーオプションが付帯。2026-27シーズンの年俸は約4950万ドル(約80億円)となり、オプションを行使した場合は最終年に約5690万ドル(約92億円)を受け取る見込みだ。
昨シーズン途中、アトランタ・ホークスからCJ・マッカラムとコーリー・キスパートとのトレードでウィザーズへ加入したヤング。ホークス時代の終盤にはトレードの噂が絶えず、リーグ内での評価低下を指摘する声も少なくなかった。それだけに、今回のマックス級契約はリーグ関係者にとっても驚きの決断だったようだ。
それでもウィザーズ首脳陣は、ヤングを再建計画の中心人物として高く評価している。ビラル・クリバリー、アレックス・サー、キーショーン・ジョージら若手を軸にチーム作りを進めるなか、経験豊富な司令塔としてオフェンスをけん引できる存在は不可欠だ。
ヤングは2022-23シーズンから2024-25シーズンにかけて、3年連続で平均20得点・10アシスト以上を記録。『The Athletic』によると、この偉業を3回以上達成したのはNBA史上でもヤングを含めて7人しかおらず、他にはジェームズ・ハーデン(クリーブランド・キャバリアーズ)、ケビン・ジョンソン(元フェニックス・サンズほか)、マジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)、オスカー・ロバートソン(元ミルウォーキー・バックスほか)、アイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)、ラッセル・ウェストブルック(サクラメント・キングス)が名を連ねる。
身長185センチのヤングは守備面で課題を抱える一方、リーグ屈指のパスセンスとゲームメーク能力を誇る。ウィザーズは、ヤングの存在が若手選手たちに多くのオフェンスチャンスをもたらし、チーム全体の得点力向上につながると期待しているようだ。
また、球団はサラリーキャップ面にも大きな問題はないと見ている模様。若手中心のロスター構成により、今後数年間は大型契約がチーム編成を圧迫する可能性は低く、ヤングが28歳から31歳にかけての全盛期を迎えることも今回の決断を後押ししたとみられる。
2025-26シーズンはトレード後、ケガの影響で出場がわずか5試合にとどまったものの、その短い期間でも周囲の選手を生かす能力の高さを示したヤング。ウィザーズは大型契約とともに、再建プロジェクトのかじ取り役を正式に託すことになりそうだ。