
basketballking
2026年07月27日(月)10:16

デンバー・ナゲッツが、制限付きFA(フリーエージェント)のスペンサー・ジョーンズを引き留めることを決断した。7月27日(現地時間26日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。
ジョーンズは26日、オクラホマシティ・サンダーと2年1200万ドル(1ドル=163円換算で約19億6000万円、為替換算は以下同)のオファーシートにサイン。しかし、ナゲッツは48時間以内に契約へマッチし、ジョーンズはナゲッツに残留することになった。
ジョーンズは2024年、NBAドラフト外からナゲッツと2ウェイ契約を結びリーグ入り。ルーキーシーズンは出場機会に恵まれなかったが、昨シーズンはアーロン・ゴードンら主力の負傷もあってローテーションに定着すると、2月には本契約を勝ち取った。昨シーズンは64試合に出場(うち37試合に先発)し、平均22.1分のプレーで平均5.5得点3.3リバウンド0.8スティールを記録。フィールドゴール成功率50.4パーセント、3ポイント成功率39.4パーセントをマークし、3&Dタイプのウイングとして存在感を示した。
一方で、今回のナゲッツの決断には大きな代償も伴う。報道によると、ジョーンズとの契約にマッチしたことで、ナゲッツのラグジュアリータックスは約3600万ドル(約59億円)から約6800万ドル(約111億円)へと増加する見込み。チームは現在、補強やトレードに厳しい制限が課される“セカンドエプロン”を超過しているため、シーズン中のトレードによって税負担の軽減を図る可能性があるという。
また、ナゲッツは今後、制限付きFAとなっているペイトン・ワトソンとの契約交渉にも臨むことになる。アトランタ・ホークス、ミルウォーキー・バックス、ロサンゼルス・クリッパーズが関心を示しているとされ、ジョーンズ残留を決めたことで、今後のロスター編成にも注目が集まりそうだ。
この一件を巡っては、サンダーのサム・プレスティGMの“キャップ戦略”にも注目が集まっている。サンダーはジョーンズを獲得できれば戦力補強となり、仮にナゲッツが契約にマッチした場合でも、ライバル球団に高額なラグジュアリータックスやセカンドエプロンによる編成面の制約を背負わせることになるためだ。
ファンからは、「サム・プレスティは何手も先を読んだ“5次元チェス”を展開している」「OKCは最初からジョーンズではなく、ナゲッツのキャップ事情を狙っていたのでは?」といったユーモアを交えた声が上がった。一方で、「プレスティが欲しがる選手なのであれば、再契約するのが正解」といったコメントも見られている。
ナゲッツはジョーンズの残留を決めた一方で、セカンドエプロン超過による重い税負担を抱えることになった。ワトソンとの契約交渉も控えるなか、今後は補強やロスター編成をどのように進めていくのか、その手腕にも注目が集まる。