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2026年09月02日(水)02:51

今オフにボストン・セルティックスを離れ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍したジェイレン・ブラウンが、10年間を過ごしたボストンの街に別れを告げた。
8月31日(現地時間30日)、ブラウンはボストン市中心部の公園「ボストン・コモン」で『741 Frequency Fest』を開催。自身が手がけるブランド『741 Performance』が関わるこのイベントでは、音楽ライブやバスケットボール、ゲームなどの企画が用意され、多くのファンや市民が集まった。
2016年のNBAドラフトでセルティックスから全体3位指名を受けたブラウンは、10年間にわたってボストンでプレー。5度のオールスター選出、オールNBA選出を果たし、2024年には球団史上18度目のNBA制覇に大きく貢献し、ファイナルMVPにも輝いた。
そんなブラウンとセルティックスの関係は今夏、突然終わりを迎えた。ブラウンはポール・ジョージらとのトレードでシクサーズへ移籍。本人もトレードについて「寝耳に水だった」と明かしており、2025-26シーズンにキャリアハイとなる平均28.7得点6.9リバウンド5.1アシストを記録していた中での衝撃的な別れとなった。
それでも、ブラウンとボストンのつながりが失われたわけではないようだ。今回のイベントでは、ブラウンが2024年の優勝時に手にしたラリー・オブライエン・トロフィーやファイナルMVP、イースタン・カンファレンス・ファイナルMVPのトロフィーも披露。ファンと交流しながらサインや写真撮影に応じるなど、ボストンでの最後の時間をファンとともに過ごした。
さらに、ボストン市長のミシェル・ウー氏もステージに登場。ブラウンの地域社会への貢献を称え、「市の鍵」や「Jaylen Brown Way」と記された特製の道路標識を贈呈した。実際に道路が新設されたり、既存の道路名が変更されたりしたものではないようだが、ウー氏は「私たちの街を忘れないための記念品」と説明している。
イベントの最後に、ブラウン自身がファンへメッセージを送った。
「この感情を言葉にできないよ。この街に来たとき、僕は『この街のために戦う』と言った。この場所で、本当にたくさんの素晴らしい人たちに出会った。地域社会で僕を助けてくれた人、僕の歩みを後押ししてくれた人、そして僕自身が自分を信じられなかったときでさえ、僕を支えてくれた人たちに出会うことができたんだ。ボストンに、そしてこの街に感謝を伝えたい。愛しているよ」
セルティックスで過ごした10年間は、ブラウンにとってNBA選手として成長する時間だっただけではない。ボストンの地域社会に根を下ろし、コート外でも多くの人々とつながりを築いた10年間でもあった。
今後はシクサーズの一員として新たなキャリアを歩むブラウン。だが、ボストンにとって彼が単なる「元セルティックスのスター」ではなく、街にとって特別な存在となったことは、今回の盛大な送別イベントが物語っている。