
basketballking
2026年09月02日(水)03:15

ミネソタ・ティンバーウルブズへの移籍が決まったジョナサン・クミンガだが、その契約内容をめぐり、元NBAオールスターのギルバート・アリーナスが厳しい言葉を投げかけた。
8月27日(現地時間26日)、クミンガはウルブズと2年1240万ドル(1ドル=160円換算で約19億9000万円、為替換算は以下同)の契約に合意した。現地メディア『ESPN』の報道によると、2年目はプレーヤーオプションとなっている。
23歳のクミンガは今オフ、ロサンゼルス・レイカーズなど複数球団から関心を集めていたとされる。そのなかでも、レイカーズからは3年3600万ドル(約57億7000万円)規模のオファーが提示されていたと報じられている。しかし、最終的にクミンガが選択したのは、より短期間であり金額も大幅に低いウルブズとの契約だった。
この決断に対して、アリーナスが疑問を投げかけた。アリーナスは自身のSNSに投稿した動画のなかで、クミンガがウルブズと交わした契約について「コストコ会員費みたいな契約」と表現。さらに、長期間待った末にこの金額で契約することになったことについても疑問を呈した。
アリーナスは、レイカーズのロスターにはクミンガの新契約を上回る金額を受け取っている選手が多数いることを引き合いに出し、「一体、代理人は誰なんだ?」と疑問を投げかけるなど、クミンガの契約額を痛烈に批判した。
2021年のNBAドラフトで全体7位指名を受けたクミンガは、ゴールデンステイト・ウォリアーズでキャリアをスタート。2023-24シーズンには自己最多となる平均16.1得点を記録し、将来の主力候補として期待を集めた。
その後、契約をめぐる交渉が難航するなか、2025年にウォリアーズと2年4850万ドル(約77億7000万円)の契約を締結。しかし、2026年2月にはクリスタプス・ポルジンギスとのトレードでアトランタ・ホークスへ移籍した。ホークスでは16試合に出場して平均12.3得点5.3リバウンドを記録。プレーオフでも一定の活躍を見せたものの、ホークスは2026-27シーズンのチームオプションとなっていた2430万ドル(約39億円)の契約を行使しなかった。
なお、クミンガはウォリアーズ在籍時にも3年7520万ドル(約120億5000万円)の延長契約を断ったと報じられている。今回のウルブズとの契約だけを見れば、過去の判断も含めて大きな金額を取り逃してきたように映る。
もっとも、クミンガは単純に“金額を軽視した”とも言い切れない。ウルブズではアンソニー・エドワーズらとともに先発起用される見込みで、レギュラーとして大きな役割を担える環境が用意されている。2年目がプレーヤーオプションとなっているため、来シーズンに自身の価値を高めることができれば、再びFA市場に出てより大きな契約を狙うことも可能だ。
つまりクミンガにとって今回の契約は、目先の高額契約よりも「出場機会」と「将来の選択肢」を優先した決断とも考えられる。アリーナスが「コストコ会員費」と皮肉るほどの契約を選んだクミンガが、ウルブズで再び評価を高めることができるか。その判断の成否は、来シーズンのパフォーマンスにかかっている。