
basketballking
2026年10月29日(木)01:18

NBA2026-27シーズンの開幕日となっ10月21日、「NBA docomo」にて注目カード「オクラホマシティ・サンダー vs サンアントニオ・スパーズ」のライブ配信が行われた。番組終了後、スペシャルゲストとして出演した俳優の渡邊圭祐へインタビューを実施。オフシーズンの大型移籍に伴う東・西地区の勢力図の変化をはじめ、ニックスの連覇や注目チーム、クリッパーズへ移籍した八村塁への期待、自身の推しチームや観戦スタイルに加え、俳優業に通じるストイックさやファンに向けたおすすめの楽しみ方まで、熱い想いを語ってもらった。
取材協力=NTT docomo
インタビュー=入江美紀雄(バスケットボールキング編集部)
写真=鷹羽康博
◆■大型移籍と勢力図の変化とニックスの連覇の可能性は?
レブロン(右)とアデトクンボ(左)の移籍で勢力図に大きな変化が [写真]=Getty Images
——オフにはレブロン・ジェームズがフィラデルフィア・セブンティシクサーズに、ヤニス・アデトクンボがマイアミ・ヒートなど、過去にシーズンMVPを獲得したビッグネームが移籍しました。これによる勢力図の変化をどのように見ていますか?
渡邊 レブロンに関しては、合理的に優勝を狙えるチームへ移籍している印象がありますが、今シーズンはとにかくビッグネームの移籍が多くて驚きましたね。チーム全体のバランスがガラリと変わり、予想を立てるのが本当に難しくなりました。
イースタン・カンファレンスは波乱を起こしそうなチームが多く、ケガからの復帰組も含めてどこが勝ち上がってくるか分かりません。一方、ウェスタン・カンファレンスで僕が注目しているのはヒューストン・ロケッツです。ケガで昨シーズンを全休したフレッド・ヴァンブリートが復帰、チームとしての仕上がりが非常によく、今シーズンは上位に食い込んで活躍してくれるんじゃないかと期待しています。
——昨シーズン、53年ぶりに優勝を果たしたニューヨーク・ニックスの連覇の可能性や、今日の開幕戦で対戦したスパーズとサンダー、そのほかの注目トピックスについて教えてください。
渡邊 正直、昨シーズンはニックスが優勝すると思っていなかったのですが、本当にバランスの取れた素晴らしいチームでしたね。今シーズンはぜひ連覇を目指して、ケガなく良いシーズンを送ってほしいです。
今日の開幕戦で対戦したスパーズとサンダーについては、スパーズはまだチームのチューニングを合わせている段階に見えましたが、2年目のディラン・ハーパーらにギアが入っていました。一方のサンダーは盤石の布陣で、ルーキーのアデイ・マーラも非常に柔らかく、将来がとても楽しみな存在です。
——ロサンゼルス・クリッパーズに移籍した八村塁選手や、NBA挑戦3年目を迎える河村勇輝選手にはどのような期待を寄せていますか?
渡邊 クリッパーズに移籍した八村選手については、同じロサンゼルスの元所属チームのレイカーズよりも役割が増えてオフェンス面での期待が高まっているので、シンプルに活躍が楽しみです。
残念ながらクリッパーズから契約を解除された河村選手ですが、コート上で自分らしさをしっかり出せているので、あとは得点面ですね。世界のバスケエリートであり、エゴイストが集まるリーグで大変だとは思いますが、3ポイントシュートなどを磨いて積極的にアピールしてほしいと思っています。
◆■俳優業との共通点とバスケの魅力・楽しみ方
渡邊さんの推し、ボールがウルブズに移籍 [写真]=Getty Images
——渡邊さんが推しているラメロ・ボールが移籍したミネソタ・ティンバーウルブズはいかがですか?
渡邊 今シーズンはウルブズを中心に観ることになりそうです。ラメロ・ボールとアンソニー・エドワーズのコンビネーションが想像以上に良く、お互いの負担が減ってすごくバランスの良いチームになりました。同じカンファレンスのレイカーズよりも上の順位に行ってほしいですね。
NBAは仕事の合間を縫っての観戦になりますが、舞台の公演期間中などは新幹線などの移動時間(1〜2時間)に観るのが一番の息抜きになっています。自宅やホテルの湯船に浸かる時間に観たり、時間がないときはハイライトやスタッツで追ったりしながら楽しんでいます。俳優仲間からも「NBA番組に出られて羨ましすぎる」とよく言われますよ。
——俳優業とNBA選手に通じる部分や、渡邊さんが感じるバスケットボールの魅力、それを渡邊さんのファンへおすすめするなら、何がポイントになりますか?
渡邊 俳優業と通じる部分で言えば、裏側のストイックな努力や準備をほとんど見せないという美学ですね。NBAの選手たちはそれを当たり前のようにやって結果を出しているので、自分にとっても大きな学びになっています。
バスケの魅力としては、人間のスケールの大きさを感じる点や、演出・ショーを含めてエンターテインメントとしてすごく成立しているところが素晴らしいなと感じます。
バスケにハマるのなら、やっぱり「生観戦」が一番おすすめです。日本のBリーグはエンタメの面でも注目していますし、演出も素晴らしいと聞いています。いきなりアメリカに行くのはハードルが高いと思いますから、高校バスケなど身近なところからでいいので、生で試合を観るとコートとの距離の近さや臨場感に一気に引き込まれると思います。まずバスケの楽しさを知ってもらい、そこからどんどん沼にはまってもらって、いつかは本場のアメリカでNBA観戦へと広がっていったら、僕としてもとってもうれしいです。